研究内容

リバースエンジニアリング

ソフトウェア開発のテストや保守工程においては, 膨大かつ煩雑な作業が発生しがちです. それは, テストや保守作業を正しく行うために, 複雑なソースコードの読解が必要とされることがあるからです. そこで, そのようなプログラム理解の作業の一部をコンピュータに 肩代わりさることができないかという観点で, リバースエンジニアリングの研究を進めています. 具体的には, 静的および動的解析技術を プログラム理解や再利用に応用する研究を行っています.

フォワードエンジニアリング

ソフトウェア開発プロジェクトが後で深刻なダメージを受けないよう, 潜在的なリスク要因を事前に分析して対処しておくことはできないかという観点で, フォワードエンジニアリングの研究に取り組んでいます. 具体的には, 後で大きな手戻りを引き起こさないようなアーキテクチャ設計の手法について 研究を行っています.

リエンジニアリング

ソフトウェア開発の途上で仮に手戻りが発生したとしても, その際に生じる膨大な作業を低減させることで対処することができないかという観点で, リエンジニアリングの研究をしています. 主にリファクタリング技術が対応できる成果物の範囲を拡大させる方向での研究に取り組んでいます.

その他

拡張現実感(Augmented Reality, AR)やリアルタイム物理演算などコンピュータゲームに応用可能な技術の研究を行っています.